2017年1月20日金曜日

日刊動労千葉 第8227号

市東さんの農地死守!
強制執行阻止決戦本部を立ち上げ
反対同盟が団結旗開きを開催

開拓道路で新年デモ

三里塚芝山連合空港反対同盟は、1月9日、17年の団結旗開きを開催し、市東さんの農地を死守する強制執行阻止の決戦に入ることを宣言した。
開拓組合道路で集会をおこない、直ちに南台畑までデモ行進を貫徹した。その後、成田市内の「ハナマサ」において旗開きを開催した。

一人ひとりが市東孝雄となって闘おう

婦人行動隊が司会をつとめ、反対同盟の闘争宣言を伊東信晴さんが読み上げた。療養中の北原事務局長のメッセージを宮本麻子さんが読み上げ、その後市東孝雄さんが、「一人ひとりが市東孝雄となって闘おう、一人でも多く現地に駆け付け闘ってほしい」と主催者あいさつをおこなった。
連帯のあいさつの最初に動労千葉から田中委員長があいさつをおこなった。
「私たちがやることはひとつ。反対同盟の新たな闘いの決意を全国に広げ、三里塚闘争への決起を訴えよう。国鉄闘争、三里塚闘争、安倍政権の戦争・改憲攻撃粉砕を三位一体で闘おう。2月12日の国鉄集会を出発点に、韓国の民主労総のように歴史を動かす力になるよう闘おう」とあいさつをおこなった。
その後、反対同盟顧問弁護団の葉山岳夫弁護士、関西地区生コン支部の西山さん、動労水戸などから連帯のあいさつがおこなわれた。

強制執行阻止へ
決戦本部を立ち上げ


旗開きの後、動労千葉と動労水戸、葉山弁護士と動労千葉を支援する会の山本さんが加わり、決戦本部となった市東さん宅離れで反対同盟との交流会をおこなった。
反対同盟は、強制執行攻撃に対して、強制執行阻止決戦本部を立ち上げ、臨戦態勢に入った。本部長には、太郎良陽一さんが就任した。
市東さんの畑7300平方㍍及び自宅前の作業場、離れ等への強制執行は、戦後最大の「強制収用」だ。反対同盟の決意に応え、強制執行阻止の闘いへ労働者の総決起をかちとろう。
1月30日の耕作権裁判とデモへ全力で結集しよう。3・26全国総決起集会へ反対同盟とともに闘おう。

◎ 決戦本部アピール(抜粋)

 
市東さんの農地「強制執行」に対する「強制執行阻止決戦本部」を市東さん宅「はなれ」に立ち上げ、明日より臨戦=日直体制に突入する。
あまりにも理不尽な「農地強奪」を、われわれは絶対に許すことはできません。空港会社、国家権力一体となった「強制執行」攻撃に対し、市東さんとともに体を張って全力で国家権力と闘う決意です。
三里塚には「未来を変える今」がある。未完成の空港のど真ん中で、萩原さん、市東さんが意気揚々として畑を耕し、卑劣な公安警察何するものぞと不屈に生き、闘う姿こそ三里塚闘争が勝っている証です。
今こそ、同じ敵ー安倍政権打倒を合言葉に「非妥協・実力闘争」の全国的な共同闘争(戦線)を、具体的に実現させていこうではありませんか。
全国で闘う組織・団体に、市東さんの農地を守る決戦への結集ー交流を呼びかけます。三里塚でスクラムを組んで、社会を変えよう。
2017年1月9日
決戦本部長 太郎良陽一