2018年10月19日金曜日

闘いなくして安全なし No.186

http://www.doro-chiba.org/ga/tn186.pdf


JR千葉支社
鎌取駅全面外注化、那古船形駅無人化提案
駅業務別会社化は乗務員
解体につながる重大攻撃

 JR千葉支社はこの間、鎌取駅の全面外注化、市川駅のびゅうプラザ閉鎖、那古船形駅の無人駅化を提案しています。これは駅業務の別会社化の攻撃であり、住民の生活より利潤を優先する合理化攻撃です。

レベルを超えた外注化攻撃

 会社は鎌取駅業務について、「効率的な業務執行体制の構築」「エルダー社員の雇用の場の確保」を目的として、現行2徹1日勤の全業務を外注化するとしています。
 鎌取駅は近くに千葉県こども病院やショッピングモール、住宅街などがあり、近年乗降客が増加している駅です。それにも関わらず、全面外注化するというのです。
 すでに東京では、今年12月1日に吉祥寺駅、来年3月1日に秋葉原駅の全面外注化実施が提案されています。これほどの大規模駅が全面外注化できるなら、千葉支社管内で外注化できない駅などなくなるという意味を持ちます。しかも、これまでJR本体で行ってきた。人身事故などの「現地責任者」も委託社員で行うとされています。
 会社は駅業務の全面外注化と別会社化の本格的な攻撃に踏み出しています。出向というレベルを超えて、転籍強制まで外注化攻撃をエスカレートしようとしています。

会社施策に反対の声あげよう

 それは単に駅だけの問題ではありませ
ん。駅業務が別会社化されれば、駅から車掌、運転士へという養成体系も崩されます。そうなれば必然的に乗務員を含めた別会社化・転籍強制へ行きつかざるを得ません。
 そして、会社は乗務員というあり方も解体し、「輸送サービススタッフ」という形で無権利化することを狙っているのです。
 会社の得手勝手な攻撃を許すわけにはいきません。会社施策を止める最大の力は現場から反対の声をあげることです。動労千葉とともに乗務員勤務制度改悪・業務外注化反対の声をあげよう。

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