2018年10月18日木曜日

外注化阻止ニュース 第395号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka395.pdf


乗務員の命・安全より効率化を優先するな
乗務員勤務制度改悪提案
10・4JR本社団体交渉

 10月4日、乗務員勤務制度改悪提案に関する団体交渉が行われました。交渉は継続中ですが、会社は許しがたい回答に終始しています。乗務員勤務制度改悪粉砕へ共に闘おう。

組合 技術革新は本来、労働を緩和するためではないのか。
会社 営業はマルス導入で生産性が上がった。乗務員だけ上がらない話にはならない。業務内容は緩和されている。車両性能の向上など技術革新の恩恵は乗務員にもいっている。
組合 スピードアップで同じ時間でも長距離になる。乗務員の負担は増えている。業務の緩和・軽減が必要という認識は一致するのか。
会社 業務の質を良くして生産性を上げる考えだ。実労働時間を減らすことにはならない。
組合 健康に安全に乗務できることが前提だ。何人が定年まで体を壊さずに乗務できるのか。
会社 企業だから生産性を求め、収益を上げなければならない。

輸送サービススタッフ!?

組合 輸送サービススタッフのイメージは?
会社 系統の壁を取り払った社員というイメージだ。行き先地で輸送サービススタッフが駅業務を行っても問題ない。車掌・運転士・車両という職名がなくなるかもしれない。
組合 この時点で示す意味は何か。
会社 会社として目指す方向性を発信した。未来永劫、会社はなくならない、自分の仕事が続くと思っていてもダメだ。
組合 不安をあおっている。
会社 不安が〝問題意識〟の意味ならば良いことだ。
組合 鉄道も自動運転にするということか。
会社 技術革新が進めば鉄道でもできる。乗務員の仕事も緩和される。

健康と安全より生産性向上


組合 現在でも明けで時を過ぎる12行路があり非常に負担。出退勤時間の制限を設ける考えはあるか。
会社 効率が悪化する制限を作ることは考えられない。現行制度の制限で十分だ。
組合 効率が落ちても、負担増を防止する具体的な制限を設けるべきだ。
会社 効率が悪化するならできない。
組合 乗務員は人間だ。健康で安心・安全に運転できることが前提だ。現行制度を守れば安全ということではない。
会社 生産性向上は追求していく。
組合 乗務員の安全、健康の確保とどちらが重要なのか。
会社 両方だ。
組合 効率化すれば負担がかかる。両方が向上することはあり得ない。出退勤時間の制限がなぜ設けられないのか。

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