2018年10月16日火曜日

闘いなくして安全なし No.185

http://www.doro-chiba.org/ga/tn185.pdf


「片手間乗務」で安全は守れない
乗務員勤務制度改悪反対の声をあげよう

 JR東日本は「育児・介護」を口実に朝・夕の通勤ラッシュ時間帯に短時間行路を設定し、支社課員・指導員・当直を乗務させようとしています。それは乗務員を徹底的に削減し、労働強化を強制する攻撃です。そして、乗務労働を「資格をもっていれば誰でもできる」ものとして扱い、鉄道の安全も、乗務員という考え方そのものも破壊する攻撃です。

過労死と安全崩壊をもたらす

 会社は支社課員等の勤務に関して、「乗務した日でも必要があれば当然超勤してもらう」と公言しています。
 「早朝に乗務したあと、支社に戻って夜まで超勤」「ダイ改で多忙を極める中、超勤しながら指導員が乗務」など、凄まじい長時間労働が生み出されることになります。
 そんな状態で片手間で乗務することになれば、「なぜ乗務までしなければならないのか」という思いを抱かざるを得ません。それも、ラッシュ時の最も混雑して遅れが出る時間帯に、そういう列車が混ざることになります。生み出されるのは過労死と安全の崩壊です。

手当廃止と一体で労働強化狙う

 会社は「支社等が乗務すれば標準数100に対して本線乗務員90名でいい」と人員削減に利用する狙いを隠そうともしていません。
 さらに、会社が時間額・キロ額の廃止狙っていることは確実です。
 私鉄では乗務手当廃止に伴い、「泊行路+超勤で短時間行路」を所定扱いにされました。人員削減と短時間行路設定、拘束時間延長で「枠組み」をつくり、手当削減で殺人的な労働強化まで強制する狙いなのです。
 会社の思うままにさせてはなりません。攻撃への最大の反撃は、現場の労働者一人ひとりが団結して声を上げることです。その力は決して小さくありません。
 乗務労働を「片手間仕事」扱いにするなど許すことはできません。安全を犠牲にして労働強化と人員削減をもたらす乗務員勤務制度改悪に反対の声をあげよう。動労千葉とともに、職場に闘う労働組合を取り戻そう。

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