2019年3月2日土曜日

日刊動労千葉 第8586号

2・28千葉運輸区 「見極め」を粉砕!
闘争勝利をバネに
3月ダイ改合理化粉砕の闘いにたちあがろう

3・15動労千葉総決起集会に結集を!

 2月28日、千葉運輸区における「見極め」を粉砕した! 会社は40㌻の「見極め」資料を出すこともできなかった。この間、千葉運転区支部を先頭に、指名ストを構え、現場から「見極め」中止に向けて区長を追及し、全力で闘ってきた。その闘いの中で、3月ダイ改闘争の緒戦における勝利をかちとったのだ。

「見極めでも何でもない」と撤回強制

 千葉運転区支部は2月5日の執行委員会から「見極め」を中止しない場合は指名ストライキを行うことを通告し、抗議・要請行動を繰り返してきた。その奮闘で区長を追い詰めてきた。 とりわけ、当該組合員は激しい怒りを持って直接に区長を追及しぬいた。
 エルダーになると、同じ仕事、同じ責任を負いながら、賃金は半分になる。モチベーションを維持すること自体も大変な状況にされる。その中で、40年働いてきた最後の日に、見習い時に行う40㌻もの「見極め」を強制する。こんなことは絶対に許せないという当該組合員の強い怒りが闘いを牽引した。
 「40年働いてきて区長からの最後の〝プレゼント〟がこれか。こんなこと誰に言ってもおかしいというぞ。JR以外の人に聞いても、みんな『それはひどい』と言っている。しかも、退職日にやるというのは絶対に許せない。」
 区長は、当該組合員からの追及に答えることができず、押し黙るしかなかった。そして、退職日の訓練については「会社の指示」として譲らなかったものの、「これは『見極め』でも『知悉度』でも何でもありません。強制はしません。全部やる必要はないです。振り返りとして必要なところだけ見てもらえばいい」とした。
 当日は忌引のために未実施だった毎月の定例訓練を行うとともに、資料は最後の段階で出すということも確認した。「見極め」強制を撤回させたのだ。

現場からの闘いで力関係を転換

 こうして闘争は勝利的に進められた。だが、あくまでスト体制は維持し、不当なことが行われればただちに指名ストにたちあがる体制をもって退職日に臨んだ。
 退職日当日、午前中は指導員とともに出区点検の確認が行われた。午後は定例訓練を行った後、指導員と構内配線図の振り返りが行われた。
 結局、試験のようなものは行われず、40㌻の知悉度試験は出すことさえなかった。「見極め」は完全に粉砕した。
 この過程で、区長の高圧的な態度は鳴りを潜めた。今回の闘いは、現場から闘うことに職場での力関係を転換する力があることを示した。

3月ダイ改合理化粉砕へ闘おう


 現在、会社は東労組解体に乗り出し、〝職場の監獄化〟というべき締め付けを行っている。その中だからこそ、「見極め」を粉砕した今回の闘いの勝利は大きな意味を持っている。
 この闘いの勝利の上に、3月ダイ改闘争勝利に向けて全力で闘いにたちあがろう。3・15動労千葉総決起集会への大結集をかちとり、3月ダイ改合理化・改悪乗務員勤務制度粉砕へストライキで闘いぬこう。 19春闘勝利、組織拡大実現へ全力で闘いにたちあがろう。

3・15動労千葉総決起集会
3月15日(金)18時~
千葉市文化センター5Fセミナー室

※習志野運輸区前抗議行動
16時~ 習志野運輸区前集合

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