2019年3月5日火曜日

闘いなくして安全なし No.203

http://www.doro-chiba.org/ga/tn203.pdf


2・28 千葉運輸区  「見極め」を粉砕!
闘争勝利の力を
3月ダイ改合理化反対の闘いへ

 2月28日、動労千葉は千葉運輸区での「見極め」を粉砕しました! 3月ダイ改闘争の緒戦における勝利がかちとられています。

千葉運輸区長 「見極めでも何でもない」

 職場では「見極め」を中止しない場合は指名ストを行うことを通告し、抗議・要請行動が繰り返されてきました。とりわけ、当該組合員は激しい怒りで区長を追及しました。
 エルダーになると同じ仕事、同じ責任を負いながら、賃金は半分です。その中で働くことになるのに、40年働いてきた最後の退職日に、見習時に行う40㌻もの「見極め」を強制する。こんなことは絶対に許せないという当該組合員の強い怒りが闘いを牽引しました。
 「40年働いてきて区長からの最後の〝プレゼント〟がこれか。こんなこと誰に言ってもおかしいというぞ。JR以外の人に聞いても、みんな『それはひどい』と言っている。しかも、退職日にやるというのは絶対に許せない。」
 区長は、当該組合員からの追及に答えることができず、押し黙ってしまいました。そして、「これは『見極め』でも『知悉度』でも何でもありません。強制はしません。全部やる必要はないです。振り返りとして必要なところだけ見てもらえばいい」としました。
 当日は忌引で未実施だった毎月の定例訓練を行い、資料は最後の段階で出すことも確認しました。「見極め」強制を撤回させたのです。

現場からの闘いで力関係を転換

 闘争は勝利的に進められました。しかし、あくまでスト体制は維持し、不当なことが行われればただちに指名ストにたちあがる体制で退職日に臨みました。
 退職日当日は、出区点検の確認、定例訓練、構内配線図の振り返りが行われました。結局、試験のようなものは行われず、40㌻の〝知悉度試験〟は資料を出すことさえありませんでした。「見極め」は完全に粉砕したのです。
 区長の高圧的な態度は鳴りを潜めました。この闘いは、現場からの闘いに職場の力関係を転換する力があることを示しています。
 現在、会社は東労組解体に乗り出し、〝職場の監獄化〟というべき締め付けを行っています。だからこそ、「見極め」を粉砕した今回の闘いは大きな意味を持っています。


3・15動労千葉総決起集会
3月15日(金)
18時~
千葉市文化センター5Fセミナー室

※習志野運輸区前抗議行動
16時~
習志野運輸区前集合
ニュースへのリンク