2019年3月7日木曜日

外注化阻止ニュース 第415号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka415.pdf


2・28 千葉運輸区「見極め」を粉砕!
ダイ改合理化にストライキで闘おう

 動労千葉は2月28日、千葉運輸区でのエルダー運転士に対する「見極め」をやめさせました。
 職場では「見極め」を中止しない場合は指名ストを行うことを通告し、抗議・要請行動が繰り返されてきました。とりわけ当該組合員は激しい怒りで区長を追及しました。
 エルダー運転士になっても同じ仕事、同じ責任でありながら賃金は半分です。そして40年も働いてきた最後の退職日に、新人の見習時に行う40㌻もの「見極め」を強制する――こんなことは絶対に許せないという当該組合員の強い怒りが闘いを牽引しました。
 「40年働いて、区長の最後のプレゼントがこれなのか。誰に聞いてもおかしいと言う。JR以外の人もみんな『それはひどい』と。しかも退職日にやるのは絶対に許せない」
 区長は、この追及にまったく返答ができず沈黙しました。そして、「これは『見極め』でも『知悉度』でもありません。強制はしません。全部やる必要はないです。振り返りとして必要なところだけ見てもらえばいい」としました。
 28日当日は、未実施だった毎月の定例訓練を行い、資料は最後の段階で出すことも確認しました。「見極め」強制を撤回させたのです。

現場からの闘いで力関係を転換

 闘いは勝利的に進められました。しかし、動労千葉はあくまでスト体制を維持し、不当なことが行われればただちに指名ストに立つ体制で退職日に臨みました。
 退職日当日は、出区点検の確認、定例訓練、構内配線図の振り返りが行われました。結局、試験は行われず、
40㌻の〝知悉度試験〟の資料も出されませんでした。「見極め」を完全に粉砕したのです。
 区長の高圧的な態度は鳴りを潜めました。現場からの闘いにこそ職場の力関係を転換する力があることを示しました。
 現在、会社は東労組の解体に乗り出し、〝職場の監獄化〟というべき締め付けを行っています。だからこそ今回の闘いは大きな意味があります。


3・15動労千葉総決起集会
3月15日(金)
18時~
千葉市文化センター5Fセミナー室

※習志野運輸区前抗議行動
16時~
習志野運輸区前集合
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