2019年4月23日火曜日

日刊動労千葉 第8613号

運転士・車掌廃止提案粉砕!
「10年で使い捨て」を絶対に許すな!
第33回動労総連合定中へ

第33回動労総連合定期中央委員会に集まろう!
運転士・車掌廃止提案粉砕-動労総連合を全国に!
「10年で使い捨て」を絶対に許すなー反合・運転保安闘争の強化かちとろう
 

  4月27日、13時から、DC会館において、第33回動労総連合定期中央委員会が行われる。「運転士・車掌廃止」提案粉砕ー反合・運転保安闘争の強化に向けて、各支部から傍聴に結集しよう!
 JR東日本の「運転士・車掌廃止」提案は、これまでの運転士や車掌という考え方を根本的に解体する攻撃だ。
 「運転士・車掌を廃止」し、「乗務係」にしようとしている。運転士・車掌になるには会社が「任用の基準」で選ぶという。この「任用の基準」とは、JRが労働者を差別し、分断するための常套手段だ。
 しかも、運転士・車掌は「同一担務が最長でも10年を超えない」としている。長くても10年までしか乗務させず、この10年で管理者になれない者は「使い捨て」にするということを含んでいるのだ。来年4月時点で10年になる運転士・車掌は、「異動」や「担務変更」を行い、他区所への異動や、運転士→車掌や駅、車掌→駅という形で、会社の判断で勝手に変更しようというのだ。

「運転法規の習得より」もキャリアアップが優先?


 さらに提案の中では、これまでは「運転法規の基本を習得可能」「輸送障害対応(異常時対応)が可能」であったが、今後は、「運転士から先のキャリアアップ」を考える者、「急速な業務変化に対応」できる者が必要だという位置づけだ。10年以上のベテラン運転士など必要ないということだ。
 これでは安全の崩壊を招くことになってしまう。
 さらに、この提案と一体で、20年度からの採用計画が変更されている。これまでの「ポテンシャル採用」が「総合職」に、「プロフェッショナル採用」が「エリア職」に変更された。そして業務内容も「現場第一線での活躍」という言葉が消え、「マネジメント(管理・経営)」という位置づけに変わっている。
しかも、「エリア職」というように、会社をエリア(地域)ごとに分割し、現業部門は全て分社化しようと狙っているのだ。
 少子化により「人材確保が困難」だと言っている。それなら高校卒業の新規採用を採ればいいではないか。AIによる「ドライバレス運転」ができたとしても首都圏のごく一部だけだ。それ以外は絶対無理だ。AIが事故を防ぐことも、事故や故障に対応することもできない。全てがペテンに満ちている。

オーバーランが多発ーロングランと睡眠不足が原因だ!

 一方、この間、オーバーランが多発している。乗務員勤務制度改悪による拘束時間の拡大とロングランの強制、睡眠不足にもかかわらず明けの日勤並の乗務、12時過ぎの退区。しかも、乗務員詰所や運転台にまで監視カメラが付けられて気が休まる暇もない。睡魔に襲われ、ブレーキ中に「意識が途切れた」のだ。
 このままでは第2の尼崎事故が起きかねない状況だ。黙っていたら「使い捨て」にされ、殺されてしまう。動労総連合に結集して、職場から怒りの声をあげよう!
 第33回定期中央委員会に集まろう!
 新たな反合・運転保安闘争の強化をかちとろう!

◎第33回動労総連合定期中央委員会


日 時 2019年4月27日(土) 13時~
場 所 千葉市・DC会館会議室
議 題
①19春闘ー3月ダイ改闘争の総括について
②「運転士・車掌廃止」提案粉砕ー反合・運転保安闘争強化に向けた取組み
③暫定予算について
④その他
 ※各支部から傍聴に結集しよう!

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