2021年6月10日木曜日

外注化阻止ニュース 第533号


「現業機関における柔軟な働き方の実現について」提案
「現業職すべての職名を廃止」「駅業務と
乗務業務を融合」「グループ会社で副業」

〝フレキシブルに毎日違う仕事をしろ〟

 JR東日本は5月26日、「現業機関における柔軟な働き方の実現について」を提案しました。6月1日には「グループ会社での副業を認める」という通達も行いました。
 提案は「現業職すべての職名を廃止する」「(営業)統括センターを現業機関として新設する」「駅業務と乗務業務の融合を進める」「柔軟な働き方」「フレキシブルな職場」を謳っています。
 現業のすべての職名を廃止し、柔軟な働き方と称して毎日違う仕事を兼務させる。しかもグループ会社で副業までさせる――それぞれの業務に対する責任や熟練、鉄道の運行と安全、労働者に対する雇用責任など、すべてを投げ捨てる施策です。

鉄道業務と働く者をあまりに軽視


 会社は、鉄道業務と現場で働く労働者をあまりにも軽視しています。鉄道会社にとって本来もっとも大切なのは、安全や公共交通としての役割、働く者の生活や権利です。こんな提案は絶対に認められません。
 このような提案できるのは、「(JR東日本の)組合加入率が他のJR各社と比べて低い」(5月26日、日経産業新聞)からだと報じられています。
 「ダメなものは絶対にダメだ」と当たり前のことが主張できる労働組合を職場に取り戻すことこそが、攻撃のエスカレーションをストップさせ、会社の居丈高な態度を変える力です。
 動労千葉とともに職場から反対の声をあげよう。

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