2021年6月24日木曜日

日刊動労千葉 第8970号

ふざけるな!
2倍の増益なのに
夏季手当で一時金カット!
CTS夏季手当回答 


CTSは6月16日、2021年度夏季手当について回答を行った。

<支払額>
■社員 基本給の2・4カ月
■嘱託
基本給に調整手当を加算した額の2・4カ月
■契約社員(下表のとおり)
【月100時間以上の者】
・6カ月未満      無し
・6カ月-1年未満   4万円+一時金5・5万円
・1年以上-3年未満  5万円+一時金5・5万円
・3年以上-5年未満  7万円+一時金5・5万円
・5年以上      12万円+一時金5・5万円
■パート社員(下表のとおり)
【月100時間以上の者】
・6カ月未満      無し
・6カ月-1年未満   4万円+一時金5万円
・1年以上-3年未満  5万円+一時金5万円
・3年以上-5年未満  7万円+一時金5万円
・5年以上       12万円+一時金5万円
<支払日>
6月28日(月)以降、準備でき次第

社員の「一時金」を今年もカット!

支給月数は例年並みを維持したものの、2019年度までは支払われてきた社員・嘱託への「一時金」(2019年は4~5万円を支給)が、昨年に続いてカットされた。
契約社員については、夏期手当額については例年どおりで、一時金を5千円増額した。パート社員は夏期手当額、一時金とも例年通りで据え置きとなった。

昨年はボーナスカット分で約2800万円の人件費を削減

これは、コロナ情勢下で職場を支えてきた現場社員を裏切るとんでもない低額回答だ。
昨年度の決算でCTSはなんと、昨年比で2倍以上の利益(営業利益3576万円、前年比210・6%)をあげている。なのに2019年以前には支払われていた社員・嘱託の一時金を今年もカット(実質4~5万円のマイナス)した。
団体交渉で会社は、昨年の夏期・年末に一時金をカットした総額は約2800万円になると回答した。「先行き不透明だ」云々とボーナスをカットした結果が2倍もの増益になったのだ。しかも、吊り革消毒などの新たな業務を受注しながら要員も増やさず、その増益分すら一切、社員に還元しないなんてありえない話だ。「業績が悪化の時もカット」「2倍の増益の時もカット」なら、いったいいつ出すというのか。

 

クロス一枚も持ったことがないCTS本社の天下り役員ばかりが高給をむさぼって利益を吸い上げ、現場には夏期手当減額、コストカット、要員削減と労働強化ばかりを強制するCTSは本当に腐りきっている。

格差是正要求にもゼロ回答!

また、新賃金要求や夏期手当申し入れで動労千葉は、「正規・非正規の賃金格差の是正」を繰り返し求めてきた。とくに、契約・パート社員の基本賃金、夏期・年末手当、退職金について、正社員と同じ基準で支払うよう強く求めた。

これについても会社はゼロ回答を強行、契約社員の一時金をわずか5千円上乗せしたのみだ。 また「コロナ危険手当10万円を支払え」という要求も拒否した。
CTSは社員が生きていけるだけの賃金を出せ!

 

CTS職場代表選
幕張事業所 関委員長が圧倒的大差で4選!

6月8~15日、CTSの各事業所で職場代表選が行われ、動労千葉の組合員は幕張・津田沼・千葉の各事業所で立候補した。
幕張事業所では、関委員長が有権者229名中152票を獲得し、2位のCTS労組委員長に圧倒的な大差をつける圧勝。2018年の職場代表選から4回連続の勝利をかちとった。

津田沼事業所では渡辺靖正執行委員が立候補し、惜しくも1票差で敗れたものの本当にギリギリの接戦となった(1位が過半数に達しなかったため1位候補の信任投票を実施。1位候補が過半数に達しなければ渡辺執行委員の信任投票へ)。
千葉事業所では、花崎薫組合員が初挑戦ながら32票を獲得。これまでに大幅な職場環境改善を実現するなど、職場での地道な取り組みへの支持が示された。
投票してくれたみなさんに、心よりお礼を申し上げます。
JR東日本のグループ会社大再編が公言されはじめた今こそ、過半数代表だけでなく、職場の過半数を超える労働組合が絶対に必要だ。CTSで働くすべての仲間に動労千葉への加入をストレートに訴え組織拡大を実現しよう。

幕張事業所
動労千葉  152票(昨年131票)
CTS労組  63票(昨年 63票)
津田沼事業所
動労千葉   29票(昨年28票)
CTS労組  30票(昨年32票)
千葉事業所
動労千葉   32票(昨年30票)
CTS労組  72票(昨年76票)