2021年6月17日木曜日

日刊動労千葉 第8964号

7・4国鉄集会へ!
全組合員の総結集を!
千葉市民会館大ホール

 
コロナ禍は、医療崩壊、極端な格差社会、倒産と失業、貧困の連鎖、56%にまで増加した非正規職の現実と自殺者の増加(特に女性労働者)、国家主義と戦争の足音等々、40年以上に渡って社会を引き裂いてきた新自由主義の攻撃の本質を明るみに出ました。

新自由主義が、真っ先に労働組合に対する攻撃を開始し、社会保障、医療、教育などあらゆる公共サービスを金儲けの道具にして、労働者の権利を破壊し続けてきたからです。
その最大の焦点が、国鉄労働運動の解体=国鉄の分割・民営化でした。これとの闘いは「労組なき社会」化との闘いとして、今も激しく継続されています。

新たな闘いのはじまりに

こうした中で動労千葉は、1047名解雇撤回を掲げ、30年に及ぶ闘いの中で採用差別が国家的不当労働行為であったことを最高裁に認めさせるところまで闘いを積み上げてきました。
職場では、外注化が完全に破綻し、「10年で外注化体制を完成させる」というJRの計画を頓挫させるところまで追い込んでいます。
そして今、「現業職すべての職名廃止」「駅業務と乗務業務を融合」「グループ会社で副業」=「現業機関における柔軟な働き方の実現」という、新段階の外注化・分社化・転籍攻撃との闘いに入りました。

必要なのは闘う労働組合

会社は、鉄道業務と現場で働く労働者をあまりにも軽視しています。鉄道会社にとって本来もっとも大切なのは、安全や公共交通としての役割、働く者の生活や権利です。こんな提案は絶対に認められません。
このような提案ができるのは、「(JR東日本の)組合加入率が他のJR各社と比べて低い」(5月26日、日経産業新聞)からだと報じられています。職場に闘う労働組合を取り戻すことこそが、攻撃のエスカレートを阻止し、会社が居丈高に攻撃を進める現状を変える力です。
動労千葉らしく、現場労働者の怒りの先頭で闘おう! 怒りの声に火をつけよう! 6・20定期委員会の成功から7・4国鉄集会へ総結集を!

 

五輪中止!命を守れ!新宿大行進

6月6日(日)13時から新宿駅東口アルタ前で、改憲・戦争阻止!大行進の主催で「改憲とめよう!五輪中止!命を守れ」とリレーアピールが行われ、14時から約300名で靖国通りから都庁に向けたデモが行われた。
リレーアピールには、動労千葉から佐藤執行委員が発言を行った。
デモでは、右翼の大音響による妨害にもかかわらず、「オリンピックは中止だ、中止!」「改憲とめよう」の訴えに多くの市民が注目した。