2016年1月29日金曜日

動労水戸 新たな仲間迎え1・29第3波ストへ

http://file.doromito.blog.shinobi.jp/e856331f.pdf


新たな仲間迎え1・29第3波ストへ
決意新たに第34回大会・旗開き

「ライフサイクル深度化」の破綻は明らかだ!

 昨年12月18日と新年1月4日、動労水戸は2波のライフサイクル粉砕ストを會澤君を先頭に打ち抜きました。ライフサイクルとは、運転士の誇りを奪い、安全を崩壊させ、外注化・非正規職化を進める攻撃です。運転士の皆さん、今一度考えてください!制度とも言えないライフサイクルのどこに正当性があるでしょうか?
 1月18日、會澤君に「2月1日付で水戸駅へ異動」の事前通知が出されました。會澤君は当然にも「受け取ることはできません」と拒否しましたが、管理者は「通告した時点で有効になる」と配転を強行しました。
 水戸駅の管理者は「駅員は足りている。組合の主張はわかるが、受け入れ拒否はできない」と言っています。こんな状況で3年間もモチベーションを保って仕事ができるでしょうか?動労水戸は、運転士や駅の業務を軽視した、安全無視の不当配転を粉砕するまで闘います。

MTSから長山俊君迎え定期大会・旗開きを開催


 1月17日、第34回定期大会と団結旗開きが開催されました。昨年12月に共に闘う道を選択したMTSの長山俊(まさる)君を迎え、動労水戸に人生をかけた5人の青年労働者、壮年組合員と家族、来賓の方々と共に、国鉄分割民営化絶対反対を貫き闘い続けた30周年を迎えるに相応しい大会となりました。30年間の苦闘を、壮年と青年が共に闘うからこそ、お互いに刺激し合い、自信を持って頑張ることができます。

外注化の破綻は明白

 2012年10月の検修・構内業務外注化で出向を強制された青年たちに東労組幹部が言ったのは「先輩たちの再雇用先のため」でした。現実は、十分な時間をかけず場当たり的にプロパーを養成した結果、エルダーの再雇用先が失われています。
 会社の言っていた「エルダー社員の雇用の場を確保する」「技術継承とプロパー社員の育成をする」「JR東日本全体の体力をつける」とはかけ離れた現実。3年間で明らかになったことはただ一点、MTSを始めとする外注会社は検修・構内業務を受託する資格がないということです。会社の狙いは「管理部門を除く全面外注化」でした。先々を考えない施策を強行する会社や、それとしっかり闘わない労組幹部、さらには財界の要請に応えてあらゆる規制を緩和し安全を度外視する国に、青年の職場や命・未来を奪われていいのでしょうか?
 
 1月15日、軽井沢で乗客・乗員15名が死亡するバス事故が発生し、「格安ツアー」に惹かれた13名の学生が命を落としました。バスの会社は外注会社、運転手は非正規雇用のうえ、大型バスの運転は未経験、たった2回の研修で乗務させていたのです。報道の中では「本来のルートから外れていた」「スピードが出過ぎていた」などと、いかにも運転手に非があるように言われていますが、本人の不安を無視し、十分な判断基準すらなく運転させた会社の責任は重大です。4年前の4月29日には関越道で7名が亡くなるバス事故も発生しています。どちらの事故にも共通して言えるのが「規制緩和」です。「安全よりも利益優先」という体制がこれだけの大事故を起こし、多くの命を奪っています。
 これらの事故はJRと無関係だと言えるでしょうか? 交番検査の見習いだけを半年、一本になってから学ぶこともできないまま仕業検査をやる。車両の知識もきちんと身に付かないまま構内運転士をやる。十分な教育期間もないまま仕事をさせることが、重大事故を発生させる根本原因です。

自分自身で考え、行動しノーを突きつけよう!

 これらの事故や施策を止める手段はただひとつ! 會澤君のように「おかしいことはおかしい」としっかり主張することです。
 會澤君は動労水戸に入って1年で、様々な経験を積み、自分自身を再発見し「自分のためだけではなく後輩たちのために立ち上がろう」と訴えています。仲間との団結を土台に、誰かに強制されるのではなく、自分自身で考え行動する動労水戸だからこそ本気で闘えるのです。今こそ現状を真剣に考え、行動を起こす時です!




今後の闘い

☆1月29日(金)
ライフサイクル粉砕! 第3波スト
大子抗議行動 11:00開始

☆3月11日(金)
反原発福島行動16
郡山市・開成山野外音楽堂 12時開場

☆3月21日(月・祝)
動労水戸支援共闘結成一周年集会
東京・すみだリバーサイドホール