2016年6月10日金曜日

闘いなくして安全なし No.077

https://drive.google.com/file/d/0B6_MNKzi3eCFdXA2eGR6NmRkM28/view?usp=sharing


乗務員を締め付けるな!
このままでは「第二の尼崎事故」起こる

 JR東日本で重大事故が後を絶ちません。
 山手線の電化柱倒壊、籠原駅での漏電・炎上、新幹線の架線切断。そして、電車は毎日のように遅れ続けています。

外注化こそ事故多発の原因
 この深刻な安全崩壊の根本的な原因が外注化です。コスト削減を目的に、低賃金・非正規職に労働者を突き落とし、人員も削減する。当然、技術継承も破壊される。業務はバラバラに分断され、無責任状態が蔓延する。
 そして次々に事故が起こる事態になったのです。
 冨田社長自身、外注化が事故多発の要因だと認めているほどです。
 それにもかかわらず外注化を全面的に拡大し、安全のさらなる破壊を進めているのです。

乗務員に責任転嫁するな!

 JR東日本はこの真実を隠して、運転士・労働者個人に事故の責任を転嫁しようとしています。この間の「運転士の居眠り」などの報道に対して、冨田社長が「社員指導を徹底しておこなう」と語ったのです。
 世間にはあたかも安全対策を進めているかのように発表して、乗客からの「通報」を乗務員への締め付け強化の口実にしています。
 しかも、それによってさらに乗客の不審と「監視」が生み出され、また締め付けの強化に利用していく構図になっています。
 JR西日本は、「稼ぐ」を第一に掲げ、「日勤教育」で労働者を締め上げてきました。その結果が、107名の乗務員・乗客の命を奪った尼崎事故でした。乗務員への締め付けは、何一つ安全を確立しません。
 ダイ改合理化で労働強化され、締め付けも強化される。乗務員は、すでに限界ギリギリの状態です。このままでは「第二の尼崎事故」が引き起こされます。この問題は絶対にあいまいにできません。
 鉄道の安全と乗務員・乗客の命を守るために必要なことは、外注化の撤回と技術継承、行路緩和と労働条件の改善です。

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