2016年6月25日土曜日

日刊動労千葉 第8121号

「正社員ゼロ━解雇自由」社会を許すな ④

http://www.doro-chiba.org/nikkan_dc/n2016_01_06/n8121.htm労働移動型への政策転換

 彼らは、こうした雇用・労働政策の歴史的転換を、「雇用維持型から労働移動支援型への政策転換」と言っている。終身雇用的な雇用のあり方を最後的に解体して「首切り自由」社会をつくり出そうということだ。
 それは抽象的に言っているだけでなくすでに実行に移されている。2013年から15年にかけて、雇用調整助成金は1175億円から193億円に激減する一方、労働移動支援助成金は2億円から349億円に増えている。(図参照)政府の政策が、「雇用を維持した企業にカネを出す」から「首を切った企業にカネを出す」に明確に変わったのである。

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