2016年6月24日金曜日

闘いなくして安全なし No.079

https://drive.google.com/file/d/0B6_MNKzi3eCFVDVvSjFObGREbXc/view?usp=sharing


仲間の解雇に加担するな!
JR東労組東京地本
「社員の業務に対する向き合い方が弛緩している」

 JR東労組東京地本は6月1日、「全組合員に訴える! 鉄道業の専門性を重視し、技術・技能を磨き、自らの職務を全うしよう!」と題する声明を発表しました。

それでも「労働組合」なのか!

 その声明では、「社員の居眠り、漫画本を読むなどの問題が報道されている」「1月にも山手線の運転士が乗務中にスマホを操作する事態が発覚して懲戒解雇された」と述べられています。
 しかし、これに対して東労組は、「私たちは、総体的に社員の業務に対する向き合い方が弛緩しているという問題意識」だというのです。
 本当に許せない!
 これが仲間の解雇に対する態度なのか! どんな理由があっても仲間の解雇に反対して闘うのが労働組合ではないのか!
 それが一言の抗議もないばかりか、解雇を正当化して会社に加担するとは!
 そもそも「スマホを操作」で解雇など、認められていいはずがありません。乗務員は、「少しでも隙を見せたら首にされる」と怯えながら乗務しろとでもいうのか!

乗務員たたき・責任転嫁にも加担

 しかし、JRは徹底的に乗務員を締め付けようとしています。「乗務員たたき」の報道が相次いでいるのも、JRがマスコミに積極的に流させているからです。
 背景にあるのは、JRの事故多発と安全の崩壊です。その危機と矛盾を、乗務員・労働者個人に押し付けようとしているのです。
 安全崩壊の根本原因はJR自身が進めてきた外注化にこそあります。東労組はその外注化にも率先して協力し続けてきました。現在も会社と一緒になって外注化を拡大し、安全の破壊をさらに進めています。
 そして、「乗務員たたき」と締め付け強化、責任転嫁にも完全に協力しています。
 東労組はもはや「労働組合」とはとても呼べません。動労千葉と共に、乗務員への締め付け強化・責任転嫁に対する闘いに立とう。

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