2017年3月23日木曜日

闘いなくして安全なし No.113

https://drive.google.com/file/d/0B6_MNKzi3eCFS2JXc2J3WHBiVnM/view?usp=sharing


16年12月4日 川崎鶴見臨港バス
最長16時間拘束「安全のため訴え」
バス運転士ら36年ぶりスト

 16年12月4日、川崎鶴見臨港バスの労働組合に所属する運転士たちが36年ぶりのストライキに立ち上がりました。最長16時間に及ぶ勤務の軽減を求める24時間の時限ストです。

「効率」のために長時間勤務に

 労組は、「中休」と呼ばれる6時間ほどの休憩時間を減らすことを求めました。
 バスの運行は、朝夕のラッシュ時間帯に集中し、日中は間隔が空きます。以前は早朝から午後早くまでの「早出」と、午後から深夜までの「遅番」に分かれていました。
 しかし会社が、「2人を要していた仕事を1人に担当させれば効率よく走らせられる」として、1人の運転士に「中休」を挟んで早朝から夜まで担当させるようにしたのです。
 「中休」は、拘束時間には含まれますが、労働時間とはみなされず、賃金も出ません。
 「中休」を挟む勤務は、5年ほど前は週1回程でしたが、週2、3回にまで増えました。
 労組は、「カネじゃない、安全のために訴えている」と訴えています。

ダイ改合理化に反対し行路緩和を

 JR東日本はダイ改のたびに「ハンドル率の向上」を掲げ、合理化と乗務員への労働強化を繰り返してきました。今年のダイ改でも、ロングラン行路や長時間持ち切りの行路は解消されていません。
 また、「平日と休日の乗務キロに差がある」「休日も効率よく運用するため」として、休日行路を削減して別の行路に移すということも行われました。
 反対の声が上がらなければ、平日でも行路を削減し、運転士の要員数を減らそうという狙いがあることは明らかです。
 こういった合理化・労働強化は必ず事故につながります。行路緩和の実現に向けて、動労千葉とともに声を上げよう。

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