2019年10月4日金曜日

実行委員会ニュース(第7号)

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〝東京入管は収容をやめろ!〟
さいたまユニオンが組合員の放免求め抗議行動
入管体制粉砕を共に闘おう

滞日・在日外国人との連帯・共闘
11・3日比谷野音集会に大結集を


 出入国在留管理庁(今年4月から法務省の内部部局「入国管理局」から外局として設置=入管)が、難民であったり、生活の基盤が日本にあるなどして、帰れない外国人に対し「仮放免」を認めず、長期「収容」を続けています。病気になっても治療もまともに受けさせず、人権のない劣悪な施設環境なども合わせて、収容者の自死や病死が相次いでいます。多くの収容者が命がけのハンストでその非人道性を告発しています。
 日本の外国人労働者は昨年11月時点で146万人。第2次安倍政権の下で2倍以上の数に増えています。技能実習に加えて特定技能という就労資格を新設してさらに30万人以上を受け入れる計画です。
 中東や欧州では戦争や内戦で数千万人規模で難民が生まれています。外国人労働者や難民との連帯・共闘・支援は、国際労働運動の、そして日本労働運動の本当に切実な課題です。
 毎年、11月日比谷野音集会には海外の労組代表団と共に滞日・在日外国人が多数参加・発言しています。11・3労働者集会を、共に入管体制をうち破る第一歩にしよう。日比谷野音に集まろう。




 9月27日、さいたまユニオンは、強制収容されたコンゴ出身の組合員の即時解放を求め東京入管前で抗議行動を行いました。
 コンゴ内戦から逃れたきたMさん夫婦(ともに組合員)と子ども2人は11年間、日本で暮らしてきました。
 しかし昨年1月、当時の東京入国管理局は、仮放免の申請に来たM組合員を家族の前で強制収容し、1年8か月も収監を続けているのです。子宮嚢胞で下腹部の痛みを訴えても、小さな診療所に連れて行くだけで「健康保険に入っていないからお金をかけられない」と除去手術は3回に分けられ、家族の同意なしに処置が強行されたのです。
 抗議行動には家族や諸団体、マスコミも取材に駆けつ けました。しかし即時解放を求める要請団に対して審査官は「入管は不法滞在者の収容を基本とする」と言い放ったのです。
 「家族の同意もなく手術をするとはどういうことだ」と追及すると審査官は動揺しながら「適切な処置を行っている」と言い逃れをしました。
 さいたまユニオンは、カンパや差し入れ、面会行動などを呼びかけています。

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