2019年10月4日金曜日

闘いなくして安全なし No.230

http://www.doro-chiba.org/ga/tn230.pdf


ワンマン拡大・車掌削減反対!
職場で〝反対〟貫き声あげよう

 9月に水戸支社では水戸線で使用するE531系のワンマン運転に向けた車両改造についての提案が行われました。すでに東北本線の新白河~黒磯間ではE531系5両編成のワンマン運転試験が強行され、「来年3月ダイ改から導入」とまで言われています。
 報道でも、「首都圏でもワンマン運転」「7両以上にも」「内房線、外房線などはワンマン化の可能性」などと報じられました。

利益・団結破壊のために安全放棄


 ワンマン拡大・車掌削減は鉄道の安全放棄そのものです。車掌が列車後方の安全確認を担当し、緊急時には運転士とともに対応できる体制で鉄道の安全を守っているのです。
 8月17日、外房線の踏切で軽自動車が列車後方に衝突する事故が起きました。仮にワンマン運転なら、運転士が衝突に気づかず、さらなる事故に繋がりかねないものでした。
 ワンマン運転拡大が鉄道の安全を破壊することは明らかです。しかも、その目的は〝人を減らすこと〟以外にありません。金儲けと現場労働者の団結破壊のためだけの施策です。絶対に許すわけにはいきません。

団結し地域の怒りとともに闘おう


 ワンマン運転拡大は地方切り捨てそのものです。東電が鉄塔更新などのコストを削減し、台風15号での停電を大規模・長期化させたことと同じことをJRが行っています。
 JRで台風15号の復旧が長引いた最大の原因は、会社が進めた設備部門の外注化―要員削減です。とくに地方路線は「儲からないところは必要ない」と切り捨てられ、復旧も代替輸送もままならない状態に陥ったのです。
 地域には利益を優先して住民の生活や安全を切り捨てる施策への怒りがあります。職場からの真剣な闘いには、この地域の怒りと結びつき、会社の攻撃を打ち破る力があります。
 社友会ではなく、職場に闘う労働組合を! ジョブローテーション・ワンマン運転拡大に〝反対〟を貫き、声をあげよう。

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