2019年10月6日日曜日

実行委員会ニュース(第9号)

https://doro-chiba.org/wp/wp-content/uploads/2019/10/09baf1e36e7489c563b66f590ca8eb90.pdf


公立病院の統廃合・民営化
医療・福祉の営利化と闘おう

医療・福祉労働者は11・3日比谷野音へ

 「424病院に『再編検討を』」「厚労省、非効率解消促す」――9月27日、新聞各紙が一斉に報じました。厚生労働省は全国の公立・公的病院の25%にあたる424の病院を名指しして、「再編統合せよ」と迫っているのです。
 「団塊世代」が75歳を迎える2025年、「団塊ジュニア」世代が65歳以上となり超高齢化社会が突入する2040年を前にもはや「医療・福祉は非営利が原則」との建前もかなぐり捨て、医療・福祉の民営化=営利産業化に突き進んでい ます。
 その重大な攻防が「地域医療構想」です。都道府県単位で医療機関の統廃合を含む構想の策定を義務付け、翌2015年には持ち株会社方式による医療機関の経営統合を進める地域医療連携推進法人制度が導入されたのです。

地域医療構想との闘い

 しかし、地域医療連携推進法人は全国でまだ11法人しかありません(19年6月末現在)。   
 岡山大学メディカルセンター構想(岡山大学病院を軸に日赤・済生会・国立・市民・労災の6病院を経営統合)は、全員解雇・選別再雇用の非正規化と営利優先の医療への転換をもたらすものであるとして現場から絶対反対の闘いによって断念に追い込みました。
 424病院再編統合の攻撃は、32年前の国鉄分割・民営化と同じです。「赤字」を口実に地域から病院を奪い、そこに住むことすらできなくするのです。地域に根差して命と健康を守る公立病院が赤字で何が悪いのか。   
 新自由主義の医療・福祉破壊に対して、医療・福祉労働者・労働組合が先頭に立って地域住民の怒りや思いを真正面から受け止め、その先頭に立ち、闘おう。
 全国の医療・福祉労働者は11・3日比谷野音に集まろう。闘う医療・福祉労働運動をつくろう!

ニュースへのリンク

特設サイトへのリンク