2019年10月8日火曜日

闘いなくして安全なし No.231

http://www.doro-chiba.org/ga/tn231.pdf


「10月~面談実施」
ジョブローテーション撤回しろ
「自己希望」口実に不当配転するな

 ジョブローテーション提案について、会社は10月から自己申告書に基づいた個人面談を実施するとしています。「本人の希望を把握する」ためだとされています。

何が「主体的にキャリア形成」だ!

 会社は「キャリアを主体的に描ける」としています。しかし、その前提に「同一担務は最大10年で異動」「生涯乗務員ではなく多様な経験を」と言っているのです。その上、「外部へのオープンなマインドセットを」などと、出向を〝希望〟させようとまでしています。
 現場労働者を〝もう今の職を続けられない〟という思いにさせた上で、自己申告書を書かせる。それを「主体的なキャリア形成だ」などと言うのです。
 そして、「社員の希望した異動だ」という口実に利用しようとしています。
 人の気持ちをもてあそぶ会社のやり方は本当に許せません!

〝反対〟貫くことが攻撃打ち破る道

 経験が重要な乗務員を「最大10年」で異動させる狙いは、現場の団結を破壊すること以外にありません。この攻撃を打ち破る道は、現職にこだわり、〝反対〟を貫くことです。
 ジョブローテーションを前提にした〝希望〟は会社の得手勝手な配転に利用されてしまいます。そもそも、会社自身が「希望通りいかないこともある」といっています。しかもその基準は「任用の基準」――つまり、会社が都合の良いように判断するということです。
 動労千葉は組織破壊だけを目的にした乗務員基地廃止攻撃に対し、組織をあげて反撃しました。廃止に伴う配転先も「第1希望以外書かない」という方針を確認しました。「組合の指示に従って第1希望だけだと、どこに飛ばされるかわからない」という会社の卑劣な切り崩しも、組合員全員が一糸乱れぬ団結を見せて打ち破りました。そして、組合員をバラバラに配転し、団結を破壊しようという最大の狙いを打ち破ったのです。
 現場労働者が〝反対〟を貫く限り、職場に闘う団結がある限り、会社も好き勝手に乗務員を配転させることはできません。ジョブローテーションを前提にした〝希望〟ではなく、〝反対〟を貫き職場から声をあげよう。

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