2011年5月2日月曜日

◆本部ニュース第37号出来ました!

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5・1「反原発・反失業」中央メーデー
青年先頭に、原発犯罪人の東電・中電、安全院、文科省、裁判所に怒りのデモ
「震災解雇」労働相談センターの開設を発表


 5・1「反原発・反失業」中央メーデーデモが、青年労働者先頭に、原発犯罪人の東京電力、安全・保安院、文科省、そして反動判決を繰り返す裁判所を徹底的に弾劾しまくる怒りのデモとしてかちとられました。
 福島原発事故・放射能汚染がさらに深刻化し、震災解雇が被災地はじめ全国で数十万人の規模で始まっています。「反原発・反失業」は、全ての労働者民衆の生死のかかった闘いとなりました。
 しかし労働組合が本領を発揮すべきその時に、連合は原発反対、解雇反対の闘いすら投げ捨て、労働者の闘いの日=メーデーを「つながれNIPPON」を掲げる「労資一体の産業復興」集会に一変させました。
 もう黙ってはいられない!
 5月1日東京芝公園において、全国労組交流センターが急きょ呼びかけた「反原発・反失業」中央メーデー集会とデモが520人の結集でかちとられたのです。
 国労の仲間から「今こそ階級的労働運動が無限の力を発揮する時だ。仙台と広島のメーデー闘争と連帯し闘おう」と開会宣言が発せられ、「生き抜くために闘おうという動労千葉の激励に勇気づけられた。本日、仙台でもメーデー闘争を闘っている」との被災地からのメッセージが紹介されました。
 法政大学の学生は「原発事故で大学の腐敗がバクロされた。私たちは徹底的にキャンパスを組織する」と決意表明。動労千葉の田中康宏委員長は国鉄闘争全国運動をアピール。「震災と原発事故で新自由主義というこの社会の仕組みが全部バクロされた。これと闘えなかった労働運動の現実を根本的に乗り越えるのが国鉄闘争全国運動だ」と訴え、6・5全国集会への結集を強く訴えました。
 アメリカのTWSC(運輸労働者連帯委員会)のメーデー・アピール(本ニュース35号掲載)、韓国民主労総ソウル本部からの連帯メッセージに続いて、全逓の青年労働者が基調報告を行い、「労働組合のあり方こそが問われている。原発の起こりは日本の核武装政策だ。それを推進した中心人物が国鉄分割・民営化を強行し改憲など戦争政策を進めてきた。反原発闘争はこれとの全面的な闘いだ。5・15沖縄闘争から6・5国鉄全国集会へ闘おう」と提起。
 さらに全国労組交流センター事務局が「震災解雇労働相談センター」設立のアピールを発し、「さんざんこき使ってクビはないだろう! この怒りを集め、ともに闘おう。全産業の労働者がストをやれば社会は変わる」と熱烈に呼びかけました。
 全学連の坂野委員長代行が決意表明。「高円寺の1万5千人の反原発デモを、僕たちの力で数百万のデモに押し上げよう」と訴え、「核兵器と戦争でこの社会は維持されてきた。反原発闘争とともに5・15沖縄闘争に決起しよう。沖縄の怒りは世界を変える」と訴えました。
 千葉合同労組の仲間は、千葉での「原発なくせ! 5・7アクション」への参加を呼びかけ、東京の青年労働者は5・15沖縄闘争を訴え「俺たちの未来のために本当に原発を全廃させよう。本日の東電包囲デモを断固としてやり抜こう」とアピール。
 集会のまとめを行った東京労組交流センターの仲間は「本日立ち上げた震災解雇労働相談センターの闘いに全力をあげよう。6・5国鉄大集会の成功に向かって、当面、5・20裁判員制度粉砕集会と5・15沖縄闘争に全力を」と力強く呼びかけました。
 集会後のデモは沿道から合流してくる青年や親子連れの労働者を加えてふくれ上がり、さらに警察機動隊の厳重警備に守られた東電本社への抗議申し入れ行動を大挙して行い、怒りのシュプレヒコールをたたきつけました。
 被災地救援反原発・反失業の闘いは、いよいよ重大な状況を迎えています。労働組合の力ある登場が決定的です。
 被災地を先頭に、全国の職場・地域で闘う労働組合をよみがえらせ、震災解雇を許さない反失業大闘争と全ての原発の即時廃止を求める大運動を進めていきましょう。国鉄1047名解雇撤回!新自由主義に立ち向かう6・5国鉄闘争全国運動集会の成功をかちとりましょう。