2011年5月12日木曜日

関西地区生コン支部弾圧弾劾!

 2011年5月11日、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部に対して支部役員ら13人が不当逮捕されるなど、階級的労働運動に対する国家権力・資本による許し難い弾圧が強行されました。以下に当該労組からの緊急報告を転載します。

【緊急報告】

みなさまへ

全日本建設運輸連帯労働組合
書記長小谷野毅

関西地区生コン支部に新たな権力弾圧
支部役員ら13人が不当逮捕

前略
 本日朝、当組合の関西地区生コン支部に対し、新たな権力弾圧が加えられました。
高副委員長を含む役員と組合員が13人も逮捕され、支部事務所にもテレビカメラ付で家宅捜索が行われました(昼のテレビニュースでは、自宅で早朝に逮捕、連行される組合員の姿まで報じられました)。
 被疑事実は、昨年5月14日に関西宇部株式会社に対してとりくんだ抗議行動を指して「威力業務妨害だ」としたもの。同社はセメントメーカー宇部興産の直系 子会社で、3年前から春闘で交わした労働協約の履行をめぐり労働争議が続いており、協定履行を求めた08年7月の抗議行動が威力業務妨害だとして09年2 月に刑事弾圧事件がしくまれたことがあります。今回はこれに次ぐ2度目の弾圧となります。
 関西宇部の代表取締役、木村貴洋は今年4月に大阪広域協組理事長に就任したばかりですが、就任にあたって、「長期ストで失われたゼネコンからの信頼回復に 全力でとりくむ」と挨拶しました。長期ストとは、昨年7月~11月の4カ月間、中小企業と労働者がからだを張って、生コン販売価格の適正化を実現したたたかいを指しています。いったいどちらを向いて所信表明をしているのかあきれた話ですが、いずれにせよ、今回の弾圧は、木村理事長がいうところのゼネコンに 対する信頼回復の第1弾ということなのでしょう。
 われわれ連帯労組は、仲間の早期奪還に努力するととともに、怒りに燃えて反撃を開始します。引き続き続報をお送りしますので、関心をお寄せください。とりいそぎ。

以上

「連帯ユニオン関西地区生コン支部 新たな権力弾圧について」から転載