2015年9月11日金曜日

外注化阻止ニュース 第218号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka218.pdf


動労西日本 ストで職場復帰
尼崎事故を弾劾し、外注化と闘う労働組合

動労西日本は、1987年の国鉄分割・民営化の直後に結成され、28年間にわたってJR西日本で闘ってきた労働組合です。現在は、近畿支部(京都・大阪・奈良など)と広島支部(広島・岡山など)の2支部があります。

青年組合員の職場復帰を実現

 2005年の福知山脱線事故(尼崎事故)後、多くの労働者が、極度の緊張状態などが原因で精神疾患を発症しました。しかし、JR西日本は、労災認定に必要な事業者証明を拒否し、労働基準監督署の聞き取り調査にもウソ証言を続けてきました。
 病気休職となった青年の一人が動労西日本に加入して、尼崎事故と労災に対するJR西日本の責任を追及してきました。
 今年2~3月、動労西日本は「職場復帰実現」を掲げて総力をあげた2波のストライキを実施し、組合員の解雇攻撃を打ち破り職場復帰を実現しました。
 運転士・乗客107人の生命を奪った尼崎事故をもたらしたJR西日本の責任追及は、JRで働く労働者にとって切実なテーマです。

契約社員制度を撤廃し正社員化を

 広島支部では、岡山駅の契約社員の組合員の雇い止め=解雇撤回を闘っています。
 JR西日本では、駅で働く青年の半数以上が契約社員です。時給1千円、1年の有期雇用で最大5年。変形労働時間制の導入により朝の通勤ラッシュ時から夜8時すぎまで拘束される過酷な職場です。手取りは約13万円。
 5年後に正社員になれなかった労働者は、下請け会社を紹介され、手取り10万円以下で働かざるを得ない状況です。
 動労西日本は、駅の外注化と契約社員制度に反対して闘っています。

印刷事業所廃止反対でストライキ

 さらには国鉄時代から続く広島印刷事業所の廃止計画に対してストライキで闘っています。
 JR西日本・JR四国の関連職場を含むJR職場で働くすべての労働者のみなさん。動労西日本は、人員削減と外注化、非正規職化に反対して、合理化反対・運転保安を掲げて闘う労働組合です。動労西日本に加入して共に闘おう。

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