2015年9月16日水曜日

外注化阻止ニュース 第220号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka220.pdf


動労連帯高崎がスト
我慢は限界! 怒りの声あげよう!

 動労連帯高崎は9月12日、JR高崎鉄道サービス(TTS)の籠原と熊谷の2事業所で働く組合員が始業から終業までストライキに入りました。ストの迫力によって、7月以来、団交開催を引き延ばしてきたTTSが9月17日に団交を行うことを回答してきました。
 職場では「俺の賃金は12万円だよ。これでどう暮らせというのか」「実力行使でもしないと会社は言うこと聞かない」「がんばれ」などたくさんの声援が寄せられました。

出向解除し、仕事も人もJRへ戻せ

 今回のストライキの目的は第一に、2012年10月の検修・構内業務の外注化され3年の期限でJR社員の強制出向が行われ、その出向解除を要求するものです。これは転籍に反対する ストライキでもあります。
 この間の事故の頻発は、JRが責任を持って行うべき業務を外注化し、低コストで請け負わせようとすることから発生しています。
 駅業務の外注化のために、いったんトラブルが発生すると回復が容易にできず何時間も乗客が足止めされる事態が続いています。

清掃職場の労働条件の大幅改善を

 ストライキの目的は第二に、TTSの車両や駅舎清掃を担っている労働者の労働条件を改善することです。
 TTSの賃金は、家族の生活を支えるには厳しい低賃金です。そもそもJRが下請け会社に外注化するのは、低賃金で働かせ、コストを下げて、JRの利益を拡大するためです。
 つまり下請け会社の労働条件が低く、低賃金であることを前提にしているのです。

職場の切実な声を反映させよう

 3月ダイ改で上野東京ラインが開業し、TTSでは車両清掃業務が大幅に増えています。籠原で働く組合員は「このままでは倒れる仲間が出る」「人員増の要求は職場の大多数の声」と感じ、車両清掃業務の人員増を求める署名運動を行っています。
 現場労働者の切実な声を反映させよう! 働きやすく生活を守れる労働条件を確立しよう。

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