2011年4月4日月曜日

◆東日本大震災 現地救援対策本部を結成!

現地救援対策本部・田村昌也


 4月3日、みやぎ労組交流センターは仙台事務所で第20回総会を開催し、それに引き続き東日本大震災現地救援対策本部結成会議を45人の結集で、かちとりました。
 現地本部は動労千葉と全国労組交流センターが立ち上げた東京の救援対策本部と固く団結し、被災現地の労働者が闘って生き抜くための団結体です。結成会議には、宮城・福島などから地震発生以来の激動の3週間を生き抜いてきた仲間が結集し、動労千葉特別執行委員の滝口誠さんが支援物資とカンパを持参して、わざわざ駆けつけてくれました。
 現地本部長に就任した神保美彦仙台市職労副委員長は「まずは私たち自身が団結して3週間を生き抜きこの場に集まったことが決定的です。被災現地の私たちが、原発即時停止!すべての労働者を正規職に!政府は生活を保障しろ!の闘いの先頭に立とう。第二の動労千葉を建設し労働者の力で社会を運営しよう」と基調提起しました。
 会場からは「勤務している小学校では住民と教育労働者が協力して避難所を運営してきました。災害復旧を担い社会を運営する力は労働者にこそあります」(教育労働者)、「仙台市の臨時職員として働き、震災後は避難所の運営にも当たってきました。人手は全然足りないのに3月31日で雇い止めになりました。資本や当局にとっては復旧よりも一年雇いの非正規職制度を守ることのほうが大事ということです。非正規職撤廃で闘う」(仙台市役所動労千葉を支援する会の青年)、「自分の職場では5名の仲間に解雇通告がなされた。震災解雇と非和解で闘う」(みやぎ連帯ユニオンの仲間)、「自分たち配送の労働者は6ヶ月間の自宅待機を言い渡されました。雇い止め解雇も始まっています」(あいコープ労組の仲間)、「県知事がプルサーマルを認可した矢先に原発爆発が引き起こされた。福島の反原発署名街宣に圧倒的な支持と世界の注目が集まっている。俺たちは原発から逃げずに現地で闘う」(福島の労働者)と怒りの発言が相次ぎました。
 動労千葉の滝口さんは「地震から最初の3日くらいは、どう考えたらいいのか頭の中がぐちゃぐちゃになった。けれども動労千葉と労組交流センターで3月14日に救援対策本部を立ち上げた。第一に被災現地の労働者民衆の怒りと直接に結びつく組織者集団になること、第二に我々がやるのは救援一般ではなく被災現地における闘う労働運動をつくりだすこと」と力強く提起。東北大の学生は「東電抗議デモで警察権力が学生3名を逮捕した。警察が東電資本のガードマンであることがはっきりした。絶対に打倒してやる」と決意表明。会場に集まった全員が、全原発廃止・震災解雇絶対反対の闘う決意を打ち固めました。
 わたしたちは、被災現地で世界の労働者の最先頭で闘います。全国からの連帯・ご支援をお願いします!!

※写真は神保基調、滝口さんあいさつ、動労千葉(支援する会?)から届けられた支援物資

  img_290637_2771298_0   img_290637_2771298_1

img_290637_2771298_2 img_290637_2771298_3

生きぬくために闘う!東日本大震災救援対策本部のブログから転載