2011年4月12日火曜日

国鉄闘争全国運動6・5大集会への賛同と参加のお願い

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国鉄分割・民営化絶対反対! 1047名解雇撤回!
新自由主義・震災解雇と闘う反失業大闘争を!

国鉄闘争全国運動6・5大集会への賛同と参加のお願い

国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動

 私たちは昨年6月、「国鉄闘争の火を消してはならない」と訴え、国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動(国鉄闘争全国運動)を立ち上げました。これは、新自由主義への対抗軸となる新しい労働運動をつくることを展望した大きな挑戦でもあります。
 その渦中で起きた大震災と福島原発の大事故は、労働運動をめぐる情勢を一変させています。震災後の情勢の中で国鉄闘争はどう進めばいいのか。急きょ、首都圏の呼びかけ人が集まり、真剣な討議が行なわれました。
 「新しい情勢下での国鉄闘争の考え方とあり方をつくりだす。震災後の状況の中で労資協調になおかつ手を染めていくこ
とになれば、もう際限のない権利喪失につながる」
 「労働運動が包囲されていく状況が生み出され、労働組合の側にもどうしなければいけないのかという視点がまったくない。階級的な運動と生活や社会の再建など社会全体に対する視野が分裂させられている」
 「大地震後の災害は、津波にしても原発にしても人災じゃなくて、資本と国家の犯罪だ。新自由主義と民営化がもたらしたものだ。それを転換させていく労働運動の戦略方向を明確にしなければならない」
 「原発事故問題でも、政府、企業、行政による議論の封殺、秘密主義を打破できなかった背景に反核と反原発を分裂させてしまった労働運動の問題がある」
 「長期的な観点から情勢が転換した時点での運動のあり方を組み立てて、6月5日の全国集会で打ち出したい。国鉄分割・民営化の根底にあった新自由主義的なイデオロギーと今回の大震災の背景にある問題の根の同一性をはっきりさせ、来るべき解雇攻勢に対抗できる運動の形態を提起できればと思う」
 「国鉄闘争が追求してきた論理をより普遍化して考える必要がある」
 ――など、一変しようとしている情勢のもとでの国鉄闘争全国運動の方向性が討議され、6月5日の全国集会に向けてさらに議論を深めていくことが確認されました。
 大震災後、「自粛」「政治休戦」の名のもとに労働組合のあらゆる闘いが放棄されています。1047名闘争をめぐっても、国労本部など4者4団体は、「大災害を考慮し雇用問題の政治への運動を当面中断します」との声明を出しました。しかし、今ほど労働運動の復権が求められている時はありません。国鉄闘争の持つ位置はこれまで以上に大きくなっています。私たちは、6・5全国集会を、国鉄闘争勝利、労働者と労働運動の未来のための新たな出発の場にしたいと考えています。
 国鉄闘争をめぐる情勢も大きく動いています。昨年の「政治解決」以降、国労本部の労資協調・連合路線への転換が急速に進んでいます。この1年、労働運動をめぐって進んだのは、社保庁の民営化に伴う「国鉄方式」の解雇、日航の指名解雇、郵政での非常勤労働者数千名の解雇など、労働者への全面的な攻撃でした。4・9政治解決が、1047名闘争のみならず労働運動全体の息の根を止めようとする攻撃であったことはますます明らかです。
 こうした状況の中で、反合理化・運転保安闘争路線を貫いて業務の全面的な外注化計画を再び阻止した動労千葉や、ゼネコン支配をくい破った昨年の全日建連帯労組関西地区生コン支部の産業ゼネストは労働運動の大きな展望を示しています。
 無数の労働者・民衆が生きる手立てすら奪われようとしている大震災以降の情勢の中で、その怒りの声と結びつき、具体的な闘いの展望を示すことができるかが問われています。団結を取り戻し、労働運動の現状を変革することが求められています。心から6・5全国集会への結集をお願い致します。


2011年4月8日 
●集会名称 国鉄分割・民営化絶対反対! 1047名解雇撤回!
      新自由主義・震災解雇と闘う反失業大闘争を!
      国鉄闘争全国運動6・5大集会
●と き  2011年6月5日(日)午後1時開始(正午開場)
●ところ  日比谷公会堂(東京都千代田区日比谷公園

国鉄闘争全国運動6・5大集会呼びかけ文へのリンク

賛同用紙へのリンク