「原発ジプシー」と言われる、日本の原発で働く労働者の実態を暴露しているレポート。
日本の労働力の二重構造を象徴する存在だとニューヨークタイムスが報道
3・11の大地震のときに、福島第一原発で働いていた労働者が慌てて中央ゲートに向かったら、そこは逃げ出そうとする東電の社員たちの車が列をなしており、警備員が労働者に対しては「正式な外出許可がなければ出さない」と押しとどめようとした。「何言ってるんだ、津波が来てるんだぞ!」と警備員の肩越しに黒く迫ってくる津波を指さし、やっとの思いで外に出た。【続く…】