2015年5月15日金曜日

闘いなくして安全なし No.024

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CTS駅業務を完全分社化
運転士含め、すべてを下請けに

 4月30日のJR東日本プレスリリースで、JR千葉鉄道サービス(CTS)、JR水戸鉄道サービス(MTS)、JR高崎鉄道サービス(TTS)が請け負う駅業務を、7月1日からJR東日本ステーションサービス(JESS)に移管すると発表しました。
 JESSは、もともと清掃業務を請け負っていた「環境アクセス」から駅業務だけ分割してつくられた会社です。東京や神奈川を中心としていた委託範囲を一気に拡大し、巨大な駅受託会社になろうとしています。

駅外注化から運転士まで

 これは駅の全面外注化にむけた動きです。すでに委託できる駅業務の範囲を拡大する提案も行われています。
 それは、必然的に運転士の外注化にまで行き着く攻撃です。
 現在、運転士になるにはまず駅業務を経験する必要があります。しかし、JRに駅業務がなければ、運転士になる道も閉ざされます。
 そうなれば、新たな運転士は下請け会社からしか生まれません。必然的に運転士の外注化まで行き着いてしまうのです。
 これは、実際に東武鉄道ですでに行われていることです。
 駅業務の新規採用はすべて下請け会社にされています。東武鉄道本体には運転士養成課程はありません。運転士の登用試験をうけるには、まず下請け会社に入社して駅業務を経験しなくてはなりません。
 運転職場からも、動労千葉とともに外注化反対の声を上げよう。

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