2015年5月31日日曜日

闘いなくして安全なし No.026

https://drive.google.com/file/d/0B6_MNKzi3eCFeVRsc1VveGJtQU0/view?usp=sharing


3月ダイ改で重大事故続発
乗務員への労働強化ゆるすな

  3月ダイ改以降、重大事故が続発していま
す。大きなものを挙げるだけで、安全崩壊の すさまじさが表れています。

  ▼3月30日、上野東京ライン―首都圏全域で終日ダイヤ混乱、▼3月31日、北陸新幹線「かがやき」が給水用のホースをつけたまま走行、▼4月3日、青函トンネル内の特急列車火災事故、▼4月12日、山手線の支柱倒壊事故、▼4月29日、東北新幹線の架線が切断し停電・運転ストップ。

特急正面衝突まで93メートル

 5月22日には、JR長崎線で特急列車同士があわや正面衝突という事態が起きました。
  運転士が手動で非常ブレーキをかけて緊急停止して衝突は回避されましたが、一歩間違えば大惨事でした。

安全を守っているのは現場労働者

 本来なら「あり得ない」事態が次々起こっています。これほどまでに事故が続発しているのは、安全より利益を優先して、合理化・コスト削減をどこまでも進めてきたからです。さらに業務外注化で、責任ごと外注会社におしつける無責任状態がつくられ、技術継承も崩壊させられています。
 その中でも、これまで「正常」に鉄道が運行されてきたのは、現場労働者が必死に安全を守ってきたからです。しかし、3月ダイ改以降の現状は、限界をこえた安全崩壊が始まっていることを示しています。

安全無視のダイ改合理化

 3月ダイ改では、長時間・ロングランの大型行路や、明けで12時を過ぎる勤務が増やされ、乗務員への労働強化が行われました。
  乗務員への労働強化は事故に直結します。大型行路や明けでの長時間勤務は集中力が途切れて当然です。その瞬間、JR長崎線と同じような事態になれば、今度は大惨事になってしまうかもしれません。
 儲けのために鉄道の安全を犠牲にするなど絶対に認められません。ダイ改合理化・外注化に反対の声をあげよう。

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