2015年5月2日土曜日

闘いなくして安全なし No.019

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第3セクター化で安全崩壊
究極の外注化による安全破壊・地方切捨て

  JRは3月ダイ改で北陸新幹線に並行する北陸、信越本線を切り捨て、第3セクターにしました。しかし、すでに安全が破壊されています。

開業直後からトラブル続出

 新潟県の第3セクター「えちごトキめき鉄道」は、14日の開業から運行トラブルが相次いでいます。14日は開業1番の列車が架線の凍結
でいきなり区間運休になりました。
  さらに、14日は直江津と糸魚川の両駅で1本ずつ、15日は高田と南高田の両駅で同じ列車1本、糸魚川駅で1本が満員のため乗客を乗せき れませんでした。計約60人の乗客が次の列車まで待たされたのです。
 16日と20日には、同じ急勾配区間で列車の速度が落ち、遅れが発生しました。「車輪が空転したため」とも、「車両の不具合のため」とも言われています。車両には空転防止のため砂をレールにまく装置が付いていますが、「開業前に運転士に対し扱い方を周知できなかった」というのが現場の実態なのです。

地域から次々と怒りの声あがる

 この事態に、地元からは次々と怒りの声が上がっています。
  「こんなトラブルが頻発してもらっては困る。JRの時にこんな体験をしたことはない」「地域にとって大切な路線」「降雪期の運行は大丈夫かと思ってしまう」
  JRは赤字路線を完全に切り捨て、「廃線か第3セクターか」と地域に赤字をおしつけています。第3セクター化は、JRから完全に別会社化する「究極の外注化」です。それは鉄道の安全も労働者の権利も破壊します。このようなダイ改は、絶対に認めることはできません。

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