2015年10月16日金曜日

闘いなくして安全なし No.043

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka226.pdf


限界こえた乗務員の労働強化ねらう
千葉運転区廃止に反対しよう

 JR千葉支社は、11月1日に千葉運転区廃止・運輸区化を行おうとしています。これは、限界を超えた合理化と乗務員への労働強化を狙う攻撃です。

すでに限界を超えている

 「千葉運輸区」は今後数年間かけて完成する大再編です。来年度からの大量退職を背景に、凄まじいダイ改合理化・乗務員削減と労働強化が行われることは間違いありません。
 3月ダイ改以降、乗務員への労働強化はすでに限界を超えています。
 ロングラン、長時間拘束、ハンドル率アップ、休日における行路削減…
 特に、泊勤務の明け部分で長大行路が組まれ、明けが12時、13時という行路が増加しています。これまでのレベルを超えた労働強化に、職場では「我慢できない」という声が上がっています。このままでは、重大事故につながってしまいます。

新たな労働組合破壊ねらう

 さらに、「千葉運輸区」新設と大量退職の過程を通じて、新たな労働組合破壊が狙われています。そうなれば、労働強化も労働者の使い捨ても、外注化・転籍も会社の好き勝手に行われてしまします。
 すでに外注化によって乗務員は本線運転から降りる職場も奪われています。
 昼夜問わず長時間運転を強いられれば、体を壊してしまうのは当然です。しかし、本線から降りる職場であった検修・構内業務が外注化され、無理をしながら乗務を続けざるをえない状況にされているのです。
 さらなる労働強化・外注化が進めば、「去るも地獄、残るも地獄」の職場にされてしまいます。また、駅の全面外注化は、必然的に乗務員の別会社化にまで行きつかざるをえない攻撃です。そうして、儲けのためだけに労働者の命も生活も奪い、鉄道の安全を破壊していこうとしているのです。
 11・1千葉運転区廃止は、その出発点です。だからこそ、千葉運転区廃止に反対の声を上げることが大切です。

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