2015年10月22日木曜日

外注化阻止ニュース 第229号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka229.pdf


ローカル線切り捨てとワンマン化狙う
千葉運転区の廃止反対!

 JR千葉支社は11月1日、千葉運転区を廃止して運輸区を新設しようとしています。これにより千葉支社管内の運転士の職場がすべて運輸 区に改変されます。団体交渉で千葉支社は、内房線を中心としたローカル線切り捨てとワンマン化にも言及しています。

すでに限界を超えている

 運転士の労働条件として本社は「ハンドル率のアップ」を要求しています。来年度から国鉄採の大量退職期に入ることを背景に、過酷な合理化と乗務員削減、労働強化が始まろうとしているのです。
 3月ダイ改をきっかけにロングランや長時間拘束、ハンドル率のアップ、休日における行路削減など、これまでのレベルを 超えた労働強化 が運転士を襲っています。
 特に、泊勤務の翌朝部分で長大行路が組まれて、明けが昼の12時、13時という行路が増加しています。次元を超えた労働強化に、職場では「我慢できない」との声が上がっています。このままでは重大事故が起きかねない問題です。

労働組合の破壊を狙う

 千葉運輸区の新設と大量退職の過程で労働組合への攻撃も画策されています。〈現場の声を指摘する労働組合がなくなれば労働強化も労働者の使い捨ても外注化や転籍も会社の好き勝手になる〉と会社は考えているのです。

運転士の高齢化対策を!

 しかも外注化によって乗務員は本線運転から降りる職場も奪われています。
 昼夜問わず長時間運転を強いられれば心身に大きな負担が生じることは当然です。ところが従来は本線から降りる職場でもあった検修・構内業務が外注化され、無理をしながら乗務を続けざるをえない状況にされています。
 千葉支社は「船橋駅も外注化できる」と公言して駅の外注化を拡大しています。これは車掌や運転業務の別会社化に行き着きます。
 利益最優先のJR東日本の施策は、労働者を健康を破壊し、鉄道の安全も危険にさらすものです。11・1千葉運転区廃止に対して動労千葉はストライキで闘います。

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