2015年4月10日金曜日

外注化阻止ニュース 第175号

http://www.geocities.jp/siensurukai_santama/index.html#%E5%A4%96%E6%B3%A8%E5%8C%96%E9%98%BB%E6%AD%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9


動労神奈川を結成!
東日本環境アクセスの清掃職場

 2月22日、列車の清掃業務を行っているJR東日本環境アクセスの労働者を中心に動労神奈川が結成されました。4月5日に結成集会が開催されました(写真)。

低賃金や雇止め解雇が横行

 環境アクセスの職場では、労働者は正社員・エルダー(嘱託)・契約社員・パートに分断され、低賃金とサービス労働が横行しています。ささいなことで雇止めや契約社員からパートへの変更が行われ、解雇の際には「自己責任」と書かれた念書が強要されています。
 JR横浜支社は先月のダイ改で早朝時間帯の駅業務における遠隔操作を20駅以上に拡大しました。これにより夜間も1人勤務となり、駅要員は削減されて、休憩時間も奪われ、事故が起きても対応できない状況が生まれています。
 いまや横浜駅で働く職員約500人の6割が非正規労働者という状況です。
 こうした状況のなかで昨年の京浜東北線川崎駅での脱線事故も起きています。

上野東京ラインで業務量が激増

 上野東京ライン開通で高崎線・宇都宮線が東海道線の小田原や熱海駅などへ乗り入れました。これに伴い東京駅で行っていた全車両清掃の業務が小田原事業所に移りました。ところが要員をまったく増やさないため深刻な労働強化が発生しています。
 動労神奈川は、JR横浜支社のこうした状況に対して労働者の尊厳と労働条件を守るために結成されました。

ストライキで解雇を阻む

 動労神奈川は、環境アクセスと団体交渉を行い、業務の増加に見合う増員を要求し、契約社員・パート社員の正社員化を求めました。
 さらには雇止め通告された組合員を守るために3月26日、24時間ストライキを実施しました。環境アクセスは3月30日、解雇を撤回し契約更新を提示しました。
 関東地方では千葉・水戸・高崎についで神奈川で新たな動労ができました。全国各地のJR職場で新しい闘いがはじまっています。
 問い合わせ・労働相談は、上記の連絡先までお寄せ下さい。

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