2015年4月24日金曜日

外注化阻止ニュース 第183号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka183.pdf


JRは安全軽視を改めろ
3月ダイ改以降 大事故が続発

 3月ダイ改以降、重大事故が続発しています。上野東京ラインと北陸新幹線に顕著でした。

ダイヤ混乱首都圏に拡大

 3月30日朝7時に京浜東北線鶴見駅で起きた人身事故で京浜東北線・横須賀線・東海道線が止まり上野東京ラインがストップした結果、高崎線・宇都宮線をはじめ首都圏のJR各線に運 休・遅延・ダイヤの乱れが拡大しました。
 同日午後7時に発生した人身事故で上野東京ラインは再びストップし、さらなる大混乱を引き起こしました。
 宇都宮線・高崎線・常磐線を東海道線と直通にした結果、上野―東京間の線路2本に上下8本の列車が集中したことが原因です。
   
北陸新幹線で重大事故

 3月31日、北陸新幹線が2・5㍍の給水用ホースをつけたまま走行する事態が起きました。「床下から異音」との乗客の報告を受け、約30分間、富山―長野駅間の上下線で運転中止となりました。その後、富山駅から約1㌔地点でホースを発見。風圧で暴れるホースが床下機器に当たったり車輪が踏めば大変な事態でした。

青函トンネルで火災事故

 4月3日に青函トンネル内で起きた特急列車火災事故では乗客全員が地上に脱出するまで約6時間もかかりました。
 JR北海道の発表によれば、函館駅を出発後、異常を示す警告が4回表示、警報音も鳴ったが数秒で消えたため運転を継続。「安全よりも運行」を乗務員に強いる状況は何も変わっていません。

山手線で支柱倒壊

 4月12日に発生した山手線支柱倒壊では支柱がレールに接触しています。次の電車は約3分後に通過予定でした。1~2分前にも電車が現場を通過しています。もし列車の目の前や通過 中に倒壊すれば大惨事でした。

1年で再び重大事故

 昨年2月の京浜東北線川崎駅脱線事故に続き深刻な事故が連続しています。JR東日本もJR北海道と同じ状況に入っています。
 JRの株主優先・安全軽視は深刻です。安全問題を一番よく知るのは現場の労働者です。労働者の団結は鉄道の安全にとって最も大切なことです。「闘いなくして安全なし」――闘う労働組合を職場につくろう。

ニュースへのリンク