2018年3月1日木曜日

外注化阻止ニュース 第360号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka360.pdf


今こそ職場に闘う組合を
東労組崩壊がはじまる
皆さんに心から訴えます

 JR東日本は、東労組が「指名スト」方針を決定したことを契機に東労組への攻撃を一斉に開始しました。会社は労使共同宣言の破棄を宣言し、すでに管理者やポテンシャル採用者を中心に1万人程の脱退者が出ています。
 東労組は「不当労働行為をやめろ」と主張しながら、24日にスト通告を解除。「紛争状態は解決された」と泣きついている状態です。

会社と東労組による労務支配

 会社はこの間、国鉄分割・民営化から30年以上続けてきた東労組と結託した労務政策を清算しようと動き出していました。東労組は危機感を募らせ、関係維持を求めて会社に泣きついていました。36協定問題などで意図的に「対立」を作り出しては和解を繰り返していました。
 「将来にわたって『格差ベア』をやらないと約束しろ」という今回の「指名スト」も現場の組合員とはまったく無関係なところで労使関係の維持をとりつける手段でした。
 ストライキは労働者の最も重要な権利です。労働組合は労働者のためのものです。一部幹部の自己保身の手段や政争の具ではありません。東労組は、国鉄分割・民営化で20万人の首切りに賛成することで会社との癒着体制をつくりあげてきました。その後も東労組は、業務外注化やライフサイクル制度導入に協力してきました。一方、会社の側も、東労組を職場支配の道具として利用してきたのです。

分社化と転籍が始まる

 今回の事態は、会社はいよいよ東労組との結託態勢を清算し、水平分業――分社化と転籍を開始するということです。ここに事態の核心があることを回避することはできません。
 動労千葉は、国鉄分割・民営化に真正面から立ち向かい、その後の鉄道業務の外注化にも非妥協的に闘ってきました。
 その闘いは、職場の権利と鉄道の安全を守り、外注化を20年近く―転籍を10年以上も遅らせる力となって現在も闘いが続いています。JR内の労働組合で闘いを継続し、組合員を守り、団結を貫くことができたのは動労千葉だけです。団結さえ崩さなければ展望は必ず生まれる。それが動労千葉の信条です。
 JRとグループ企業で働くすべての労働者の皆さん、今こそ職場に闘う労働組合が必要です。動労千葉―動労総連合に加入し、共に闘おう。




組合加入等のお問い合わせは、国鉄千葉動力車労働組合(動労千葉)まで           
☎043(222)7207
doro-chiba@doro-chiba.org
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