2018年3月30日金曜日

2018 CTS 春闘速報 No.1

http://www.doro-chiba.org/ga/2018cts.pdf

生きていける賃金を出せ!  希望者全員を正社員に!

<CTS団交報告 ①>
無期転換 雇い止め=解雇、許すな!

懲戒処分について
会社「管理者の言動にも問題あった」
だったら判定をやり直せ!

2017年度の面接 ー 判定結果
 (後期)申請者 120人  無期転換 117人
      ※ 3人を雇い止め
 (前期) 申請者 86人 無期転換 86人

 動労千葉は3月14日、CTSと団体交渉を行った。無期転換面接の結果、深夜早朝手当や扶養手当、安全対策など、この間、死活的に要求してきた重要問題について交渉した。何回かに分けて報告します。

■豊村副所長でなければ何も起こらなかった

 冒頭、大問題となったのが無期転換の面接ー判定結果について。
 右表のとおり、後期面接では3人の仲間への雇い止め=解雇が通告された。これについて会社は「賞罰や勤務態度」などを理由としているが、絶対に認められない。

(団交でのやりとり)
組合「会社は懲戒処分を判定不合格の理由としているが、管理者の許しがたい態度が背景にあったと聞いている」
会社「背景にそういうことがあったことは聞いている。当該の管理者(幕張事業所・豊村副所長)にはきびしく注意した」
組合「片や注意、片や雇い止め=解雇なんてありえない」「豊村副所長でなければ何も起こらなかった。管理者の言動に問題があったと認めたことは重大だ。だったら判定をやり直すべきだ」
こんなふざけた話があるか! 懲戒処分そのものがでたらめであり、管理者の側に問題があったことを認めたことはあまりにも重大だ。
 また会社は、過去には、懲戒処分を受けた有期社員が、その年度末の契約更新を行った例もあることも認めた(「その時は要員不足だったから」)。例年の更新基準と「同じ基準」で取り扱うなら、今回の判定結果は完全におかしい。

■こんなことを許せば、会社のサジ加減で首を切られる

 また、他の者については懲戒処分ですらない「突発休が多い」などを理由としていることも明らかになった。会社の「判定基準」なるものが極めてあいまいで、さじ加減ひとつでどうとでもなる許しがたいものであることが鮮明になった。

■全社員の問題だ! 「面接-判定」制度は廃止しかない

 これは首を切られた者だけの問題ではなく、全社員の問題だ。組合からは「判定をやり直し、雇い止め=解雇の決定を撤回せよ」と強く求めた。
 有期雇用社員を差別・選別し、ますますモノ言えぬ会社にする「無期転換面接」制度は撤廃するしかない。

ニュースへのリンク