2018年3月8日木曜日

外注化阻止ニュース 第361号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka361.pdf


休憩室 監視カメラを撤去せよ
もの言えぬ職場→分社化と転籍が狙い

 2月26日に会社が東労組に対して労使共同宣言の失効を通告して以降、東労組の崩壊が加速しています。すでに1万5千人が脱退したとも 言われ、仙台・盛岡・秋田の東北3地本、大宮地本が臨時大会の開催を求め、新潟支部など解散を決めた地本や支部、分会も出ています。

監視カメラで会話録音まで

 東労組の瓦解と混乱に伴い、会社は休憩室にまで監視カメラを設置しています。上野では一つの部屋に5台のカメラで360度監視される状況です。何時間も乗務した後の休憩で同僚と自由に会話さえできない状況です。
 いったい会社は職場をどうしようとしているのか。こんな強制収容所のようなことが許されて良いはずがありません。
 会社は、東労組がなくなった後、現場で働く者が自由にものが言えない職場に変えようとしています。職種間の対立・分断や、労働組合への不信感をあおって、結局は、水平分業―分社化と強制転籍に向かって、すべての労働者を突き落とそうとしているのです。
 会社は、東労組を切り捨てると同時に労働者の権利を奪い、鉄道の安全を破壊しようとしているのです。

職場で何がはじまるのか

 これから職場で何が起きるのでしょうか。事態は単に国鉄分割・民営化から30年続いた会社と東労組の癒着体制の清算にとどまりません。会社の真の狙いは、鉄道業務の丸ごと外注化であり、水平分業―分社化と転籍です。乗務手当など各種手当の廃止であり、賃下げと大リストラです。だからこそ東労組を切り捨てようとしているのです。
 動労千葉は、検修業務の外注化が提案されてから18年間、徹底抗戦で闘ってきました。仕業検査や構内運転、派出業務などの外注化は強行されましたが、いまだに全面外注化は阻んでいます。
 動労千葉のような小さな組合でも本当に現場労働者が団結して反対の声をあげて闘えば、会社の施策を止めることができます。
 会社はもとより東労組にも、仲間と職場を守る力も気概もありません。いま職場に本当に必要なのは闘う労働組合です。水平分業―分社化と転籍を止めるため動労千葉―動労総連合に加入し共に闘おう。

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