2018年3月15日木曜日

外注化阻止ニュース 第362号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka362.pdf


東労組崩壊の背後で
分社化と転籍が始まる
保線メンテ体制の丸投げ外注化を提案

 会社は東労組に対して「労使共同宣言の失効」を通告し、東労組つぶしの露骨な不当労働行為をくり返しています。管理者を中心とした集団的脱退や、管理者による現場組合員への脱退勧奨もすべて会社主導で行われています。

保線検査・巡視の外注化

 こうした動きと歩調をそろえて会社は3月に入って、「保線部門におけるメンテナンス体制の最適化」を提案してきました。
 その内容は、徒歩による総合巡視の周期を延伸し、線路等級に関係なく年4回にするもので、枕木や同床などの検査については、列車に搭載した検測装置によるモニタリング画像に切り替えるというものです。
 閑散線区については、列車巡視以外の総合巡視(徒歩巡視)、修繕の判断などの検査業務をすべてパートナー会社に移管することを提案しています。
 保線部門はJR東日本の中で2000年頃から真っ先に外注化が始まり、レールや枕木の交換業務など軒並み外注化されてきました。残された検査や巡視についても完全外注化に踏みこもうとしているのです。
 東労組解体の次に来るのは、検修部門のさらなる外注化であり、乗務員手当の削減であり、各部門の分社化と強制転籍―水平分業の開始なのです。

攻撃に黙り込む組合で良いのか


 しかし、東労組幹部はスト通告を撤回してまで「労使共同宣言を破棄しないでほしい」と泣きついている有様です。
 職場では、「ストライキをやると言っても結局なにもやらない。ストをやったら何人か残ったと思うが、何もやらない組合にいても仕方ない」という声も上がっています。
 会社からこれだけのことをやられて黙っていることしかできないなら、なんのための労働組合でしょうか。労働者はそんなみじめな存在ではありません。
 現実に鉄道を動かし安全を守っている労働者が団結して声を上げれば必ず事態を動かすことができます。動労千葉は反撃にたちます。動労千葉に結集して、ともに闘おう。

組合加入等のお問い合わせは、
国鉄千葉動力車労働組合(動労千葉)まで

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