2018年3月2日金曜日

闘いなくして安全なし No.155

http://www.doro-chiba.org/ga/tn155.pdf


職場に闘う組合を
「東労組崩壊」―水平分業攻撃の本格的開始

 東労組の「指名スト」方針決定をきっかけに、JR東日本は東労組への攻撃を一斉に開始しました。会社は労使共同宣言の破棄を宣言し、すでに管理者やポテンシャル採用者を中心に1万人程の脱退者が出ています。
 東労組は「不当労働行為をやめろ」と主張しながら、24日にスト通告を解除。「紛争状態は解決された」と泣きついている状態です。

会社は東労組との結託精算を決断

 東労組幹部は、国鉄分割・民営化で20万人首切りに賛成することで、会社との結託体制を築いてきました。その後も現場の切実な要求を踏みにじり、業務外注化やライフサイクル制度導入に率先して協力してきました。
 会社も東労組を合理化や職場支配の道具として徹底的に利用してきました。
 その東労組の解体に会社が踏み切ったということは、JR体制を大再編する新たな攻撃にのり出したということです。
 鉄道業務を無数の子会社・孫請会社に分割
し、JRに働く労働者を行く場のない状態に 追い込んで転籍させる「水平分業」攻撃で す。鉄道の安全も雇用・賃金も根本から破壊 し、職場に限界をこえた労働強化をもたらし ます。まさに「第3の分割・民営化攻撃」です。

犠牲になるのは安全と現場労働者

 東労組幹部の裏切りと会社の組合潰し・水平分業攻撃によって、犠牲にされるのは現場労働者と鉄道の安全です。この攻撃に対抗する力は、現場労働者の団結と怒りであり、闘う労働組合の存在です。動労千葉はそれを、実際の闘いで示してきました。
 動労千葉は、国鉄分割・民営化攻撃に真正面から立ち向かい、その後の業務外注化攻撃にも非妥協的に闘ってきました。
 会社と東労組が01年に「7~8年で最終段階」という協定を結んで進めた外注化・転籍攻撃はすでに10年以上遅れています。動労千葉の闘いが現場労働者の怒りと結びつき、外注化を阻む大きな力になりました。
 職場に必要なのは闘う労働組合です。「団結さえ崩さなければ展望は必ず生まれる」。それが動労千葉の〝信条〟です。今こそ動労千葉に結集しよう。