2018年3月9日金曜日

闘いなくして安全なし No.156

https://doro-chiba.org/ga/tn156.pdf


休憩所に監視カメラ?!
「もの言えぬ職場」で乗務手当廃止ねらう

 JR東日本は全社的に乗務員詰所やホームの休憩所などへ、監視カメラ設置を進めています。それも音声まで録音できるものと言われています。すでに中野、大崎、大田の詰所には設置され、上野では1つの部屋に5台ものカメラを付けて360度監視される状況です。千葉でも東方詰所や木更津本部詰所など、「管理者がいない場所には設置する」方針で進められています。

「職場規律の厳正」で会話まで録音

 会社は、「ロッカー室などで不適切な事象が発生した」「職場規律の厳正のため」と説明しています。ロッカー室やトイレ、更衣室への設置まで「検討の余地はある」などといっています。2時間、3時間と乗務してから休憩室に戻っても、何をやっているか、何を話しているか、すべて監視され記録される。
 こんな息もできない職場環境で働いていけるでしょうか? 鉄道の安全が守れるでしょうか? もはや人権問題であり、会社のやろうとしていることは犯罪行為そのものです。

乗務手当廃止、分社化・転籍が狙い

 会社はこの間、東労組解体に本格的に乗り出してきました。その先に会社がどんな職場にしようとしているのかが、この監視カメラの問題を通じて見えてきます。
 労働組合の存在そのものを認めない。どんなひどい状況でも一言だって声を上げさせない。そうして、乗務手当の廃止やあらゆる業務の分社化と転籍強制を現実のものにしようとしているのです。
 東労組幹部は会社の力に頼って自分の立場や組織を維持してきました。外注化にもライフサイクルにも、会社のあらゆる合理化に協力して、幹部の権益だけは守ってきたのです。
 だから、会社が腹を決めて東労組解体に乗り出したとき、東労組幹部には会社に泣き付く以外にない状態です。しかし、労働者はそんな惨めな存在ではありません。現実に鉄道の安全を守っているのは現場労働者です。
 動労千葉の闘いは、職場の仲間が団結して反対の声を上げれば会社の施策を止められると示してきました。職場に必要なのは闘う労働組合です。今こそ動労千葉に結集しよう。



組合加入等のお問い合わせは、国鉄千葉動力車労働組合(動労千葉)まで
TEL:  043(222)7207
メール: doro-chiba@doro-chiba.org
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