2018年3月16日金曜日

闘いなくして安全なし No.157

https://www.doro-chiba.org/ga/tn157.pdf


3/5保線丸投げ外注化提案
乗務手当廃止・転籍強制と闘おう

 東労組は、会社の切り崩しに為す術なく脱退者を続出させている状態です。会社は東労組に対して、「効率化施策の実行に向けてスピード感をもって進めよ」「『不当労働行為』という事実と異なる宣伝をやめよ」といった6項目の要求を突きつけました。
 それにも東労組は、「施策には向き合っている」「紛争状態は解決しスト権は消滅した」「事実と異なることを宣伝したわけではない」といった回答です。会社の不当労働行為を追及することもできず、「スト権消滅」を掲げて許しを請うことしか出来ない。
 これでは何のために労働組合が存在しているのか、まったく分かりません。

東労組崩壊の裏で起きていること

 この「東労組崩壊」の裏では、JR体制を大再編する攻撃が始まっています。3月5日には、「保線部門におけるメンテナンス体制の最適化」という提案が行われています。
 その内容は、検査周期延伸や業務の見直しに加え、ローカル線の保線業務を徒歩巡回や線路総合巡視、修繕要否の判別まで、文字通り丸投げ外注化するというものです。
 さらに、《入出区作業の全面委託》《特急車掌一人乗務化》《乗務手当(特勤)廃止》等、運転士・車掌の労働条件を根底から打ち砕く攻撃が開始されています。休憩室・乗務員詰所などには監視カメラが数多く設置され、息もできない職場が作られようとしています。
 4月1日からは東日本ステーションサービスで「新人事・賃金制度」が実施され、駅別会社化への体制づくりが進められています。会社はその先に、間違いなく転籍強制まで狙っています。

職場には闘う労働組合が必要です

 《分社化・転籍》は、一人ひとりの労働者の合意なしにはできません。だから、職場に闘う労働組合が存在していれば絶対に出来ない攻撃です。もの言えぬ職場にして、労働者から権利を奪う攻撃を止めるためにも、必要なのは闘う労働組合です。
 動労千葉は、組合員の団結と信頼を頼りに闘ってきた労働組合です。今こそ動労千葉に結集してともに闘おう。

組合加入等のお問い合わせは、
国鉄千葉動力車労働組合(動労千葉)まで

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